サンドラの休日が歩いて歩いてドアをノックする映画だとしたら、この作品は歩いて歩いてノックもせずに部屋の中まで歩き続ける映画。いずれにせよ、よるべのないのっぴきならない極々個人的に切羽詰まった状況に追…
>>続きを読むスクリーンの中でずんずんと歩き続ける主人公の隆太郎からただただ目が離せない。どうしようもない日常に対する苛立ちや鬱憤が冷たく静かに溢れながら今にも爆発しそうな隆太郎にハラハラしながら、狂気と優しさが…
>>続きを読む 「もし生涯に『枝葉のこと』が自分のために撮られたと感じるような時期がないなら、その人は不幸だ」
醜い自己憐憫の為に内奥に閉まっていた思考と感情とが抉り出されて、心が引き裂かれそうだ。もしその一…
人間って話していない時間の方が多くて、今もこれを打っている時は無言なわけで。
ただ、そのひとつひとつの行動ややりとりに、彼が持っている衝動が爆発するのではとドキドキしてしまい、目が離せなくなった。…
僕はこの二ノ宮隆太郎という監督の映画を初めて見たのだが、すごく面白かった。
ファースト・カットで主演兼俳優の監督が動き出したとき、「あ、誰か殴るか」と思わせての意外な行動。いい人かよ!
所々のセリフ…
本作は監督・脚本・主演を務める二ノ宮隆太郎自身の体験をもとにつづった私小説的作品とのこと。観終わった後は、ワガママなイタイ男を描いてるだけじゃね? とネガティブな印象を持った。
上映後、ゲストと監…
映画との出会い方っていろんなパターンがありますよね。
この映画と出会ったのはある劇団の公演で配られたチラシによって。その劇団は『ゴキブリコンビナート』と言って、エログロバイオレンス上等、差別用語が…
©Kurinke