画面から伝わってくる異常にヒリヒリした空気
特に何も起きないのに、見てるとザワザワしてくる
実生活で誰しもが対峙する人間の嫌な面っていうのを生々しく見せられるから
見ててどんどん鬱屈した気分になる…
映画館で鑑賞
静寂の中に、力の種がある。そんな感じがしました。
作品といい、佇まいといい。
変わった作品だと思いました。
粘土のようなものも感じました。
形にすることなく捏ねて、切り捨てること…
映画全体の半分くらいの尺、歩いてるシーンなんじゃないかってくらい。歩く、歩く。
二ノ宮監督自身が演じる主人公の歩き方が特徴的なんだよな。小股で早足で。せかせかと歩いてるところをずーっと見てると徐々…
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適当に働いて、夢を捨てたような捨ててないような、でも何もしない、小説を読むだけ。
生活に囚われて苦もなく喜もなくただ生を摩耗するというのを東京にいるとすごく感じる。働いて、疲れて、酒飲んでタバコすっ…
とにかく歩く。真っ直ぐ前を見て。そして煙草を吸い酒を飲む。文庫本を読む。手を洗う。自らが発し、身体中にまとわりつく爆発しそうな空気を置き去るためか、忘れ去るためにか、誤魔化すためか、洗い落としたいの…
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話は最後まで特別大きな展開が、あるわけではない。
喧嘩するくらい。
なのに、緊張感が途切れない。
いつ爆発するか。
どこまでもリアル。
セリフも本音に聞こえる。
出てくるやつもうざいが、
現…
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©Kurinke