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判決、ふたつの希望のkazu1961のレビュー・感想・評価

判決、ふたつの希望(2017年製作の映画)
4.2
「判決、ふたつの希望」
原題「L'insulte」
2018/08/31公開 レバノン・フランス合作 2019-069

深くて、素晴らしい法廷モノです!!
レバノン・パレスチナ問題。何を為すことが共存に繋がるのか?本作はその答えを模索する過程を悲しく、切なく、温かく丁寧に描ききりました。人種差別の根源を問うこの作品は今、時代が求めていたものなんですね。
そして、パレスチナの人々の今の暮らし、日常がリアルに伝わってきます。
レバノン・パレスチナ問題を「人」に寄り添って描ききった映画だからこそ希望が見えてくる展開に深い感銘を受けました。
ううん!秀作です!!

キリスト教徒であるレバノン人男性とパレスチナ難民の男性との口論が裁判沙汰となり、やがて全国的な事件へと発展していく様子を描き、第90回アカデミー賞でレバノン映画として初めて外国語映画賞にノミネートされたドラマ。主演のカエル・エル・バシャが第74回ベネチア国際映画祭で最優秀男優賞を受賞するなど、国際的に高い評価を獲得した。クエンティン・タランティーノ監督作品でアシスタントカメラマンなどを務めた経歴を持ち、これが長編4作目となるレバノン出身のジアド・ドゥエイリ監督が、自身の体験に基づいて描いた。
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