地球外生命体

ジョニーは行方不明/台北暮色の地球外生命体のレビュー・感想・評価

3.3
ホウ・シャオシェンのアシスタントを務めたホアン・シーの監督デビュー作で、台北の住宅地を舞台に都市で生活する人びとの孤独が描かれる。

ホウ・シャオシェン×エドワード・ヤンのふたりを継ぐ<台湾NEXT BLOOD>。女性監督ホアン・シー、美しい第一作。

台北でひとり暮らす女性シューは、「ジョニーはそこにいますか?」という同じ男あての間違い電話を何度も受け、心当たりのないジョニーという男が次第に気になっていく。車で生活をする中年の男フォン、人と混じり合うことができない少年リー、そしてシュー。孤独に生きる3人がふとしたことから出会い、シューのインコがいなくなったことをきっかけに、彼女の思いがけない過去が明らかとなる。

主人公のシューをモデルなどで活躍し、本作が長編映画初出演となるリマ・ジタン。製作総指揮をホウ・シャオシェンが務めた。

2017年・第18回東京フィルメックスのコンペティション部門に出品され『ジョニーは行方不明』のタイトルで上映されている。

日本公開版のエンディング曲は、Nulbarichの新曲『Silent Wonderland』。

A PEOPLE CINEMA(エー・ピープル・シネマ)
第1回配給作品
地球外生命体

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