カントク

咲-Saki-阿知賀編 episode of side-Aのカントクのレビュー・感想・評価

4.3
購入BDにて2回目の鑑賞 4.3
小沼監督の原作愛が注ぎ込まれているガールズ麻雀異能力映画、シリーズ第二弾。

麻雀ルールを知っていれば更に楽しめるが、正直遊戯王みたいに特殊カードならぬ特殊ルール(制限・効果)で試合がひっくり返りまくるのでルール知らなくても問題なし。

主人公は存在しているものの、麻雀で敵となる一人ひとりの内面の葛藤を余すことなく描かれている群像青春ドラマ。

勝ち負け判定はあるものの、全ての登場人物に物凄く愛着が感じられる映画。こんな映画そうそうない。


大好きな映画だからあえて辛口に書くが、

準決勝の初戦(先鋒戦)のクオリティがムチャクチャ高過ぎる!

恒松祐里さん演じる松実玄のとある決断シーンは2回目でも嗚咽に近い感情を味わった。ネタバレになるので詳しくは記さないが、とにかく感情を刺激された。

おそらく時間配分もあるだろうが、
その圧倒的演出のせいで、どうもその後の対決が小さく見えてしまうのがとても残念で仕方がない。

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2018/01/20 劇場鑑賞 4.5
ルール無用のサイキック麻雀バトル映画「咲-Saki-阿知賀編episode of side-A」公開初日に観に行ってきました。

前作同様、麻雀ルール知らなくても問題なく楽しめる仕様になっています。むしろルール知らない方が物語に集中できるかも知れません。

前作でも感じましたが、カメラに映る脇役に対しても立ち姿一つ一つにしっかり演技(指導)が行き渡っており、全カット目が離せない画作り、小沼監督の相当な拘りが感じられ、見ているこちらまで登場人物の感情がダイレクトに届いてきます。゚(゚´Д`゚)゚。

私的に原作漫画でも涙なくして見られない阿知賀の先鋒、玄のとある決断の場面がとても感動的に仕上がっていて、涙。

追伸:咲実写化プロジェクト、もし次があるなら間違いなくオールスターキャストなる事は避けられない。期待しかない!
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