2019年公開
監督 ： ジョン・ワッツ
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世をしのぶ高校生ヒーローが、普通のハイスクールライフと平和維持活動の間で揺れ動くお話。
人は結局、見たいものを見たいようにしか見れないからこそ、何を見るかがその人を分けるのよっていう物語。今回のヴィランがまさにその象徴というか、「本物の悪」よりもさらにタチが悪いというか。人の感情をハックすることが一番、厄介なアプローチだとやはり感じます。主人公も、結局は自分の意志で未来を選択するしかない状況を、どう乗り越えていくかっていうハードルを今回提示されるわけだけど、世界平和と、好きな子にどう接近するかと、同じ重さで描かれるのがやっぱり良い。そこに貴賎はないというのが、リアルな感覚だよねっていう。
トム・ホランド版が一番、カラッとしつつも人間の芯をとらえている気がしてきた。一番好きかも。
