ジョン

スパイダーマン:ファー・フロム・ホームのジョンのネタバレレビュー・内容・結末

2.0

このレビューはネタバレを含みます

始めに言うと、あまり面白い映画とは言えないというのが正直な感想です。

まあ、自分になまじコミック版の知識があるばかりに……というところもあるのですが、とにかくストーリーが予想の範囲を出ない。
最大の「予想通り」はなんと言ってもミステリオ。散々盛り上げてみたところでどうせミステリオが黒幕なのは目に見えていたわけで、白々しさがただただ寒く映るのが非常に残念。どうせなら更なる黒幕がいるだとか実は本当にヒーローだっただとか、もう一捻り欲しかったところです。

また、バトル面もお粗末でイマイチ盛り上がりに欠けます。強いて言えば中盤のロンドンでの幻覚攻撃辺りは画面的にも面白かったのですが、その分最終決戦はヴェネツィアやプラハの焼き直し感が強く、劇中語られる規模の大きさが画面から伝わってこない。それどころか、想像しやすい規模だった分プラハでのバトルの方がよっぽど面白かったと言ってしまってよいでしょう。
恐らく製作側が今回の見どころとしたかったであろうロマンスもイマイチ面白みに欠け、これに関してはもうフォローのしようもありません。
恒例となったクレジット後のアレコレも含めて話も四方八方に飛びがちで、結局何がやりたかったのか……。

余りにも期待を裏切られ、とてもガッカリした気分で映画館を出る羽目になりました。
次回作で挽回してくれる事を祈るばかりです。
ジョン

ジョン