haizi

ダンシング・ベートーヴェンのhaiziのレビュー・感想・評価

3.8
モーリス・ベジャール、プレゼンツ♪
観る“第九”

 【人類皆兄弟】
敬愛する振付家、故モーリス・ベジャール。
そして、有名なインドの指揮者、ズービン・メータ。
そしてそして、誰しもが知る荘厳な名曲、ベートーヴェンの『第九交響曲』♪

なんて贅沢なバレエ!
その東京公演に向けてのドキュメンタリー。

“線ではなくて円”
M.ベジャールの死生観とか愛とかの哲学が表されている様な気がする本作。


敬愛する詩人、ジャン・ジュネとM.ベジャールとの逸話にはテンション上がった↑↑
私が敬愛する振付家と、私が敬愛する詩人には接点があったのね。
私が不勉強なだけかもだけど、このエピソードを知れただけでも、観た甲斐があったわ👀✨


印象深いのが本作のナビゲーター、マリヤ・ロマンさん。
なんと聡明な方なのかしら!!
ベートーヴェンがほとんど聴力を失ってから書いた第九。
ならば、目で観るのがふさわしいのではと問いかける彼女には、想わず膝を打ってしまった!なるほど!!素敵な発想!!!

欲を言えば、もっとバレエを観たかったなぁ。
だけど、携わる人たちの想いとか、スタッフの苦労とかも観る事が出来て、見応えは充分。

本作を観て感じるのは、やっぱり、モーリス・ベジャールの振り付けは好きだなぁ。。
“命!!”みたいな、エネルギーを感じる。
それを演じる、ダンサー達の肉体から迸る躍動!!


「希望は常に勝利である」


  観て良かった♡✨
haizi

haizi