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モリのいる場所のあんずのレビュー・感想・評価

モリのいる場所(2018年製作の映画)
3.7
樹木希林が観たくて録画しておいた。もっとしっとりした夫婦愛の作品と思っていたが、コミカルでワイワイしていて、不思議な物語。冒頭、モリが植物に話し掛ける場面は、毎日観ている朝ドラの槇野万太郎に似ていた。実在の画家と途中で知り、自分は知らない人だろうな~と思ったら、絵も本人の姿も見覚えがあった。

庭で蟻を観察するシーンやドリフのシーンが印象に面白かった。晩年になっても日常の中に新発見があったり、身近な人たちと笑い合える暮らしはすごく素敵だと思った。その影響なのか、普段何気なく乗っているみなとみらい線でたまたま1番前の車両の窓から運転席(無人だった)や前方を覗き込んで見ていると、ライトに照らされた地下の暗いトンネルはインディ・ジョーンズのトロッコだったり、近未来的なSFの気分も味わえとっても楽しかった。新発見。
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