先日、熊谷守一美術館に行ってきた。
作品と一緒に大きな白黒写真の熊谷守一の姿を観たり、年表で来歴を知ったり、愛用していたパイプや、イーゼル、作った器なども観ることができた。
映画でモリが見ている蟻や蔦や百合は、モリが見えたまま描いているようで自然の映像は図鑑的な植物を映しているものだけれども、それを観ながらモリの絵のフィルターがこちらにも掛かっている感覚になった。樹木希林の演技も自然体で落ち着き、本物の老夫婦みたいだった。
劇中で起こるイベントはふわっとしてたけど、動いて生活している様子を垣間見れたようでよかった。
岐阜のつけち記念館には千早にあった庭が再現されているそうで、そちらにもいつか行けたらいいな。