Benito

VANISHのBenitoのレビュー・感想・評価

VANISH(2015年製作の映画)
3.5
【 津田寛治、絵になる役者 】

「RUN!-3films-」オムニバス映画中編集「actor」「追憶ダンス」「VANISH」の3本で構成されたうちの1本。

演技派で、存在感がある、曲者バイプレイヤーの津田寛治が主役の作品。

北野武の「ソナチネ」で喫茶店ボーイ役で映画デビューして以来、最新作の「首」まで多数の作品に出演していて北野映画には欠かせない俳優。そもそも津田寛治が当時バイトしていた喫茶店でたけしが来店した時に売り込んでデビュー、その時の「ソナチネ」で貰った役も喫茶店ボーイ役だったという。たけしの茶目っ気とふたりの奇妙な繋がりが面白い。

映画は…
生きる為に人間を喰う親子と、死体処理を生業とするヤクザ。何とも怖い設定。しかしながら編集と映像処理は独特で、スタイリッシュにも、自主映画にも見える雰囲気。疾走感は満載。いずれにしろ津田寛治がカッコ良く撮れてる作品。
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