イライライジャ

僕の可愛いビンドゥのイライライジャのレビュー・感想・評価

僕の可愛いビンドゥ(2017年製作の映画)
3.6
家が隣同士の幼なじみとの、近くて遠い恋。ありきたりな話のはずなのに、意外な展開が待ってるわけじゃないのに、どうしようもなく辛い気持ちになった。
想いを伝えられなかったときも、想いを伝えたいときも、想いが伝わったときも、想いが伝わらなかったときも。
人生はタイミングなのかもしれない。でも彼女にとっては友情が愛に変わることは始めからなかった。きっとこれからもずっと。
それに比べ主人公ブブラの愛が今更友情に変わることはない。だからもう友達じゃない。恋人でもない。もう友達ですらないけれど、僕の可愛いビンドゥ。ずっと僕のビンドゥ。君は一度聴くと頭から離れないメロディ。
小説の結末(願望)と現実との対比が哀しい。
ラストで見返りを求めない愛となって想いを押し殺しながら振る舞うブブラの笑顔に胸がキュゥとなった。
古いインドの名曲が拍車をかけてる。