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ジョン・ウィック:パラベラムのj3livingのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

良くも悪くも王道。
「これこれ!これが見たかったんだよ!」という人向け。アクションシーンは確かに凄いけど、50代のイケメンオジサンが必死になって闘っていて結構辛いです。あんなにボコボコにされてたらもう立ち上がれないよ。リアルではこうは行かない絶対に。休ませてやってー、というフィクション感があります。
絶対主人公ジョンはサイボーグかなんかです。あれじゃ。
トム・クルーズも映画で似たような事やってますが明らかにキアヌの方がヘトヘト感がある。身体がでっかいから却ってそう見えるのか・・・?

冒頭にキアヌよりはるかにデカイオランダとかそっち系の男との格闘シーンがあって、ああ、でっかい人ってちょっとどんくさく見えるなあ、なんて思わせるんですが、後半今度は小柄なアジア人と格闘するシーンがあって、キアヌの方が若干どんくさく見えます。
この対比は面白かった。

相変わらずハリウッド映画に出てくる日本人は変な日本語を喋るね。これならわざわざ日本語喋らせなきゃいいのに。もしくはちゃんとした日本語監修の人を立てるとか。
向こうにしてみりゃ、あ、なんか外国語喋ってるなあっていう外国人感を出したいだけかも知れないけどね。

あとニヤリとしたのは、必要なものを聞かれて"Guns...A lot of guns."を言わせるところ。今になって別映画でそれを言わせるとは。

コンチネンタルの受付さんについては、支配人と一緒になって裏切ったというよりは主君に死ぬまで忠誠を誓うという、武士道精神のような物を感じます。
ドラマ「フリンジ」でFBIの上司の人ですよね。

さてこのジョン・ウィックシリーズ、回を追うごとに敵が増えて行く。味方だった人やノータッチだった人も敵に回ったり、このままじゃ味方が誰もいなくなりますよ。
評判がいいからシリーズ化は良いけどその辺考えて。あとキアヌ・リーブスも年だし誰か落ち着かせてあげて。
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