『世界はお前を許さない』
パラベラム:戦いに備えよ
続編ありきが透けて見えてたけど、『ガン・フー』『カー・フー』『馬・フー🐴』『犬・フー🐶』と遊び心満載のアクション多くて大満足！心配御無用！
物語開始時点で既にジョンがある程度手負いの状態。過去作と比べてもあからさまに鈍重で、サクッと敵を倒していく爽快感はそれほどありません。が、消耗戦のロマンこそ今作の醍醐味！！
まず負けるはずはないんだろうけど、それでも常に満身創痍なジョンがここで倒されてしまってもおかしくないぞと見ている人には十分感じさせてくれるので、すごく映像にライブ感があった。
繰り広げられる激闘と銃撃戦の数々と時折挟まれるユーモア描写という緩急の付け具合が絶妙であり、そして過去作以上に美術と照明と舞台にこだわりを感じる。
青と赤のコントラストでジョンを取り巻く周囲の状態・状況や登場人物の心情描写が視覚的に行われていて巧いし、魅せられてた。
また、ジョンの旅路、孤立or奴隷の選択等は神話や聖書の要素が反映されていそうで、物語の作り込みも抜け目がない。
アメリカではあの「アベンジャーズ:エンドゲーム」を首位の座から蹴り落とし3週連続1位という快挙に加え、シリーズ史上最高の興行収入を記録した今作。最早、アクション映画の革命児的存在であり、映画を普段見ない方にもおすすめ出来る作品。
次作のジョンの復活劇も必見ですね！
ハルベリーの給水シーンは笑った！
