炒飯

ジョン・ウィック:パラベラムの炒飯のレビュー・感想・評価

4.3
前2作ではどちらかというと主人公ジョンの苦難と悲哀に目が行ってしまい、今一つのめり込みきれない部分もあったのが、今作ではアクションの質・量がぐんと増した(と感じた)ことによって娯楽映画として大いに楽しめた。
逃亡のために戦闘と移動を繰り返し、様々なロケーションとそれに合わせたギミックで次々とバリエーション豊かなアクションを見せてくれるさまはコンピュータゲームのそれにも似ている。
犬が大暴れするドッグ・フーも最高。本シリーズが元々犬映画であったことを思い出させてくれた。がんばる犬はえらいしかわいい。

一点だけ、設定上は日本人らしき暗殺者ゼロの日本語台詞が完全にカタコトなのはさすがに違和感が強く、日本人起用が難しければ無理に日本語を喋らせなくてもよかったのでは…と思う。
ジョンに憧れるキャラクター自体は弟子たち共々愛嬌があって良かった。
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