このレビューはネタバレを含みます
続編映画の難しさを感じる作品、3作目までにジョンウィック的なアクション映画が増えてしまったりした。だからこそ本家は、先祖帰り的に1作目をなぞるようにして、愛犬が殺されただけで、ソフィアはブチギレで殺人に至るし、元ネタの『ザ・レイド』のヤヤン・ルヒアンが出てきたりする。
その一方で、シラット、ガンアクションに+で、馬が出てきて、西部劇的な目配せをしたのかと思いきや、訳わからん寿司職人が出てきて、『キル・ビル』よろしく刀で中途半端にやりあったりする。
ストーリー的に1作目のようにもっとシンプルで、アクションや逃亡劇に徹したりすることはできたんだろうけど、何というかその一方でドラマシリーズ(未見)みたいに、世界観と風呂敷を広げてしまったが故のストーリーになっていて、アクションの小休憩ぐらいなバランスになってしまっている。
自分的に、このシリーズのアクションの魅力は、笑いと表裏のぐらいの真剣なアクションにあって、それは序盤のアクションで、本を咥えさせて、そのまま押し込んで殺すみたいな訳のわからんさが、面白い。