御朱印帳

ミクロの決死圏の御朱印帳のレビュー・感想・評価

ミクロの決死圏(1966年製作の映画)
3.2
スピルバーグがインナースペースを制作した際に影響を受けた作品とのことで、鑑賞。

原題はFANTASTIC VOYAGE(1966年)、邦題とはかなり違うニュアンス

インナースペースやNHKの「シリーズ人体」を見てからだとどうしてもチープさを感じるが、これは50年前の作品、当時、映画館で鑑賞すると十分に人体のミクロの神秘な世界に魅了されていただろう。人体内の機能も詳細に表現し、50年前のリサーチとしては素晴らしく、多くの方々に大いに影響を与えたように思える。

全体的雰囲気はサンダーバードかな。冒頭に出てくる飛行機がTWA。
マイケルズ博士の話し方は当時既に人気となつていた007シリーズのブロフェルドの話し方を意識している感じ。

5人が縮小され、人体に投入される過程はやけに物々しく厳かに感じるが、人体から取り出され、通常の大きさに復元される過程はやけに簡単だつたりして、ツッコミ所も多く、伏線回収が無かったりもするが、SF仕立てで人体内の神秘を美しく伝える50年前の映画と思い、楽しめば良いと思える。

ミクロの世界も無限。
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