ハシゴダカ

ミクロの決死圏のハシゴダカのレビュー・感想・評価

ミクロの決死圏(1966年製作の映画)
3.0
もはや古典の傑作SFという扱いの超有名作。いつか観ようと思ってたけどずっと観ていなかった作品。そういう作品ありますよね?

で、観てみたら、意外と面白くなかった(笑)。

音楽なしのオープニングは不吉な感じですごく引き込まれたけど、小さくなって人体の中に入ってからは、基本的に潜航艇の中のシーンが多く、結構単調に感じてしまった。もっと人体内での探検で想定外なアクシデントが起きるのかと思っていたけども、そこは少し残念。
ちょっとストーリーにツイストはあったけども。

人体内でのSFな合成や特撮については、1966年の作品ならではの趣き。チープとか言いませんよそりゃ。でも本作を観た当時の観客はどう感じたかすごく気になる。

人体探検なんてはじめてのことなのに、飄々と軽口を言ったりする主人公。あぁ今自分はアメリカ映画を観ているなぁと思った。

さて、同監督作の『絞殺魔』(黒沢清監督が絶賛しているらしい作品)を観てみるか。
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