このレビューはネタバレを含みます
「ときには、それがわずらわしく思えることもあるでしょうけど、失ってから後悔するより、失われないうちにその貴重さを理解してほしいの」
キルヒアイス死す。
第3章はそれに尽きます。
第2章の最後にラインハルトが下した判断によって、貴族は求心力を失い、ラインハルトに敗北します。
しかし、多くの民衆を犠牲にすることになったラインハルトの判断に異を唱えたキルヒアイスを疎ましく思ったラインハルトは、キルヒアイスと距離を置く判断をします。
その判断が原因になって、キルヒアイスは死にます。
家族、親友、腹心中の腹心を同時に失ったラインハルトの喪失と再起によって第3章は幕を閉じます。
衝撃的な結末と、ストーリーの行く末をぜひご覧ください。