ジェームズ・キャメロン及びリンダ・ハミルトンのカムバック。これだけで『T3』以降の『ターミネーター』シリーズ続編の中でもトップクラスの力の入れ込み度だということが分かる。そもそも『T2』がめちゃくちゃ綺麗に終わったんだからそれ以上風呂敷を広げるなよ………と文句をこぼしたくなる部分はひとまず置いておいて、とにかくSFアクション映画としての完成度は一級品。流石はキャメロンが関わってるだけあると言えよう。『〜新起動／ジェニシス』同様、是非とも映画館で堪能したい1本だった。
だがその一方で、やはりストーリーには難ありだなぁと思う所も。こればっかりは無理矢理続編を作ろうとしている試み自体が根本的な原因とも言えるが………『T2』の正式な続編なだけあって、初っ端からジョン・コナー少年が殺されてしまうのは中々にツラい。こういったシリーズの消化の仕方に、キャメロンが納得していれば良いのだが………
