シネマスナイパーF

ターミネーター ニュー・フェイトのシネマスナイパーFのレビュー・感想・評価

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僕が観賞したのは初日ということもあり、おそらくファンの方々からの拍手がありました
正直僕は拍手するほどかと言われたら首をかしげますが笑
ターミネーター版フォースの覚醒だなと思っていたら案の定パンフレットのインタビュアーさんもそう思っていたようです

いくらオープニングで驚かせようと、結局話が進むにつれてやってることがいつもと変わらなくなってくる
これはもうしょうがない
いつもと違うことやろうとしすぎた結果やらかしたジェニシスはもう観たくないのが正直なところ
その肝心のひねりにも大した目新しさがなかったから目も当てられなかったわけだし


それでもやっぱりオープニングはすごく良かったです
これだけでお釣りきますよ!!是非劇場で確かめてください
歴史の中身が変わろうと収束してしまう運命には抗えない
これは3で既に言っていたっちゃ言っていたわな
もうそれは割り切るしかないから、今回もいつも通り逃げて最後は立ち向かってとりあえず今回は凌ぎました次あったらそん時はそん時って感じ

尻すぼみだったのは否めない
だんだん雑になっていく
何の役にも立たない最終兵器は引き立て役にしても苦笑ものだし、REV-9が主人公一行を探し出す様々なやり方もどっかで見たようなものばかり
クライマックスの文字通りハートが敵を打ち負かすという展開も、先述した最終兵器の肩透かしのせいでちょっとシラケた気持ちになりかねない
そもそも一作目およびT2の美味しいとこをちょこっとつまんだものをペタペタ貼っつけたような映画だしな…

とはいえ、ファンサービスは僕みたいな浅い人からすれば過剰すぎるぐらいに旺盛で楽しんだかと言われれば大いに楽しみました
I'll be back.を今度は戦士として自分が言う立場になったサラ
カールが家族にかけたという言葉も泣ける
また、シュワがアレをつけると見せかけてつけないところや、安易に親指立てたりしなかったところは今回のストーリーを大事にしたいという配慮が見えて悪くないバランスだと思いました

僕個人的にはいいとも悪いとも思ってませんが、完全に女の映画だったのが結構気になるところ
親父と弟はあっけなく死ぬってのが確信犯すぎる
シュワが紅一点ならぬ黒一点だった
明らかに今っぽいのは間違いない
サラの物語としてやる以上サラの存在感が最強なのは仕方ない
サラと同じようなキャラクターを出さなければならないからダニーも仕方ない
マッケンジー・デイヴィスはステキすぎる、もう仕方ない


I won't be back.
これで最後にしてくれよ
有終の美と言ってやるから