クレーマーおばあちゃんが区役所の職員に英語を習って慰安婦代表としてアメリカでスピーチするコメディ映画。
いつも通り一言まとめにすると、韓国映画の凄さがわかる。
この単語で1つの作品にまとめ上げられる技術が凄い。
久しぶりにセリフに大笑いする事多し。
「ラーメンは茹でて食べなさい」
って注意される事ってある?
まさかそれが重大なキーになっているとは思わず…。
こういうさりげない引っ掛かりが、ちゃんとした伏線になっているのが
上手いんだろうね。
ちむどんどんは見習ってほしい。
そして、前半のハートフルコメディから一転慰安婦問題。
日本人は辛いなぁ。
今はポリコレの時代。
女性はお茶汲みの時代があっただけでも問題視されるのに
性的奴隷って本当に酷すぎる。
お金の金額問題では無く、
人としての尊厳を奪うその酷さを理解した上で謝罪していないから
謝罪していない、と言われてしまうんだと思う。
まぁ、いまだジェンダーギャップ世界120位の日本では
残念ながら女性の苦しみの理解が難しいのかも…。
そういう意味でも悲しくなったわ。
情けなくて辛くて泣けてくるコメディ。
日本人は観ておくべき映画の1つだね。