これは完全に騙された。
ジャケだけ見ると、ほっこり系のヒューマンドラマ?
ただ、“日本では上映不可能と言われた問題作”とある。
まあいいや、とりあえず観てみよう。
町中の不正、不法行為を見つけては、毎日役所に通い詰め、請願書を提出する『妖怪ばあさん』ことオクプン。
請願書は20年で8000件に上る。
一方、TOEIC 980点を誇り、役所に異動して来たばかりの公務員、ミンジェ。
この交わる事のない2人が、次第に心を通わせて、ミンジェがオクプンに英語を教える事になる前半。
ここまでは、コメディタッチで観易い。
問題は、何故このおばあさんが英語を覚えたいのかが、なかなか明かされない。
後半でその事実が明らかになるんですが、そこからはもはや別の映画でした。
正直言うと、そんな内容ならこの作品を観ようとは思わなかった。
このジャケと、前半のポップな描き方は一体何だったのか。
という訳で、初日はこの辺りで寝落ち。
2日目も、たぶん寝落ちしたであろうちょっと前から再生したけど、もうあんまり観る気になれない。
慰安婦って分かります?
ワタシは歴史にも政治にも疎い。
慰安婦という単語は知っていても、それがどんな背景を指しているのかほとんど知らなかった。
後半は、そんな話です。
日本に対して敵意むき出しの作品。
ただ、出演者の演技は素晴らしいし、前半のテンポや演出はさすが韓国でした。
めちゃくちゃモヤモヤします。
日本人として、知るべき事実なんだけど、日本人として観ると面白くはない。
そんな作品です。
もちろん、実話ベース。