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アイ・キャン・スピークのmofaのネタバレレビュー・内容・結末

アイ・キャン・スピーク(2017年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

【日本軍慰安婦被害者シナリオ公募展
1位入選作品】


イ・ジェフン様が好きなので、
ホラ、映画の予告も何となく、
ハートフルだから。
実際、前半は、めちゃくちゃ、
良かったんですよね。

感想はなかなか難しいのですが。
こちらの作品は、「日本軍慰安婦被害者シナリオ公募展」1位入選作品となります。

なので、従軍慰安婦についての物語であり、
日本を糾弾する内容となっています。

この従軍慰安婦問題について、アレコレというつもりはなくて、
こういう映画を作る事に否定的ではありません。
 何故なら、それぞれの国に正義はあり、
そういった映画は、
必ず存在するからです。
  
情報が溢れかえっている世の中で、
過去に置いての出来事で、
正直、何が真実で何が正解なのかを見定める事は、ひどく困難です。
 1ツの意見を鵜呑みにするのも、
それが正解だと判断するのも
恐ろしい事だと思っています。

けれど、その時代に、
生きていた人たちすべてに、
それぞれの人生と事情があったと考えた時、
現実にあった「慰安婦」という存在は、
同じ女性として、昔も今も、排除・否定すべき問題だと感じています。

・・・という私のスタンスを踏まえて。
映画として捉えたとしての、レビューを残しておきたいと思います。

クレーマーである「妖怪おばさん」オクプンに、
真面目な公務員ミンジェが英語を教える。
まぁ、すっごくハートフルで、
かなり序盤から、入り込めましたね。

イ・ジェフン様が、やっぱり上手で、
段々とオクプンに心を許していく様が、
見事でした。

なので、正直、このまま最後まで行って欲しかった!という気持ちはあります。

何故、オクプンは英語を習いたかったのか・・・・

・・・という種明かしが、
まさか、そこに繋がるわけ!!と
率直に驚きました。

そうなってからの、熱量が凄くて・・・
ナ・ムニ様の演技熱も加わって。
とにかく、「反日」の熱量が、凄いんですよ。

阿部さんの名前が出てきたり、
韓国人が演じる日本人が、
英語を頑張るハルモニを
あからさまに攻撃するシーンが
出てきてみたり。
最後には、謝罪をしていない日本・・というメッセージまで流れるワケです。
 
この作品からは、
後半「反日」の熱量しか伝わって来ず、
作品として、このハルモニの生きてきた人生に共感が、とても難しくなってしまったように感じます。

「反日」を主体としなければ、
日本人にとっても、
従軍慰安婦問題を考える良い作品になったのかも知れませんが。
 あくまでも、韓国人に向けた、
プロガンダのような仕上がりで、
あえて観るべきでもないな・・
と思った次第です。
 それと同時に、この作品を観て、
日本が嫌いになる韓国人が増えるのも、
残念な事だと、率直に思いました。

 そもそも、反日とか反韓とか、国の括りで嫌ったりするのがおかしいんですよね。
人間はそれぞれ・・・・ですもんね。
 ご近所の国で、
エンターテイメントに優れてて、
料理もおいしい韓国。
仲良くしていきたいものです。
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