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狼/男たちの挽歌・最終章のdiesixxのレビュー・感想・評価

狼/男たちの挽歌・最終章(1989年製作の映画)
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ガンアクションとブロマンスと難病メロドラマ。ジョン・ウー印の二丁拳銃、互いに銃口を突きつけ合うスタンドオフ、ストップモーション、白鳩などが様式美として結実し、その後のハリウッドへのキャリアへ道を開いた作品。今や1000タイトルを超えているクライテリオンのナンバリングでは『大いなる幻影』『七人の侍』『バルカン超特急』『アマルコルド』『大人は判ってくれない』『美女と野獣』(コクトー版)『SOSタイタニック』に続く8番目のラインアップである。というわけで、映画史的にも重要な傑作。
ただ、正直ミレニアル世代の自分は『マトリックス』やら『レザボア・ドッグス』やらその後の派生作品を先行して浴びまくっていたせいもあり、なんか騒々しく感じてしまう。ウー作品としての思い入れも結局中学生の時に見た『フェイス・オフ』や『M:i2』が先だったので。ダグラス・サークっていうけど、ジェニーはキャーキャー言ってるだけで別にドラマに絡む訳でもないし。めっちゃ久しぶりに見たけど、男性中心的な印象はあまり変わらず。
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