ま

狼/男たちの挽歌・最終章のまのレビュー・感想・評価

狼/男たちの挽歌・最終章(1989年製作の映画)
3.5
香港ノワールの傑作「男たちの挽歌」の続編ぽいタイトルだけど話は全くの別物。ただし監督はジョン・ウーでチョウ・ユンファ主演なので雰囲気やアクションものとしての内容は似ている。

本作をキッカケに二人ともハリウッドにその名が知られるようになったそう。

殺し屋の男(チョウ・ユンファ)は任務遂行中その場に居合わせた女性を失明させてしまう。以来彼女のことを心配しつつ、警察にも組織にも追われるという話。

チョウ・ユンファのいつものオチャラけ感はなく本作ではハードボイルド。クールで冷静、しかし弱き者には優しいイケメンぶり。

彼を追う警察官もはじめは"敵"として対決するが後には"友"となる。古い殺し屋の友人も命がけで"友"との約束を守る。

全体的に"情"に熱い内容となっており、後半は特にドラマティックで且つ銃撃戦も激しいので「男たちの挽歌」1作目、2作目が好きな人も満足の出来ではないだろうか。唯一1~2作目のあの兄弟の登場が無いところが寂しいが…

このシリーズ、後にキャストを変えたりリメイクされたりもしているようだが、当然ながらこのオリジナルが人気があるみたいです。
ま