わたぬき

マリア・ブラウンの結婚のわたぬきのレビュー・感想・評価

マリア・ブラウンの結婚(1978年製作の映画)
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マリアブラウン、魅力の塊すぎんか…未だかつて映画の主人公でここまで憧れのような感情持つようになるのない!ありのままを生きているんだけど、そのありのままさが絶妙なんよ、格言多すぎてモノで欲しい。

貴方が私と寝たんじゃなくて、私が貴方と寝たんだとか、昨日の私は寝たかったけど、今日の私は仕事がしたいんだ、とか(多すぎて全然思い出せんが…)

そしてファスビンダー、今作で気付いたけど画面に対する演出(照明・構図・撮影・美術etc)と役者との向き合い方のバランスが良すぎる。
「マリア今どんな顔してるの!?」って箇所はあえて表情を映さないで、役者の動きで魅せたりする。マリアの表情はずっと崩れない。親友に会った時くらい。でもそれは実際がポーカーフェイスなのではなく、「人に見られている時」は表情を崩さないってことなんだよね
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