広島カップ

小川の辺の広島カップのレビュー・感想・評価

小川の辺(2011年製作の映画)
2.7
今の山形県にある架空の藩の海坂(うなさか)藩に仕える一人の武士の物語。
脱藩者を討てという藩命を受けたその男(東山紀之)は脱藩者の潜む東京ディズニーランドの辺り今の千葉県行徳までの旅に出た。
男にとって困った事に脱藩者(片岡愛之助)は親友で共に逃げている連れ合いは彼の妹(菊池凛子)なのだ。気の晴れない旅であった。

陸奥の野辺の道を何日もテクテクと歩いてディズニーランド辺りまで上るシーンは日本の自然の美しさを感じさせるものの、照明がTV時代劇を観ているような感じがしてしまい室内のシーンが少し安っぽい。

本作の人物関係で興味をひくのが実は仲があまり良くない男と妹の関係。作品を見ていると何故良くないのかピンと来なくて物足りなさを感じる。もっと妹の方の心の中について語った方が良かった気がします。
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