リーアム兄さん

神と共に 第一章:罪と罰のリーアム兄さんのネタバレレビュー・内容・結末

神と共に 第一章:罪と罰(2018年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

【好きなセリフ】
閻魔大王「下界の人間は罪を背負って生きる。その中の一部だけが勇気を持って許しを請い、さらにごく少数だけが真の許しを得られる。」

「人は亡者になると冥界で49日にわたり7回裁判を受ける。ウソ、怠惰、不義、裏切り、暴力、殺人、天輪を審判され、全てを通過した亡者だけが生まれ変わる。」(仏説寿生経)
カンニム(ハ・ジョンウ)、ヘウォンメク(チュ・ジフン)、ドクチュン(キム・ヒャンギ)の3人は冥界の使者をしており、下界の亡者の裁判の弁護と警護をしている。ビルの火災で亡くなった消防士のキム・ジャホン(チャ・テホン)の担当となった3人は生前の善行によって「貴人」となったジャホンを生き返らせるため、7つの裁判に挑む。「貴人」となった亡者の生き返る確率は非常に高く、容易な裁判となる見込みだったが、裁判に進むに連れジャホンが抱える家族の悩みや弟であるスホン(キム・ドンウク)の死と怨霊化が明るみになり、裁判が難航していく。3人は無事ジャホンを転生させることができるのか。

韓国で歴代3位の観客動員数を記録したファンタジーアクション。
死後の世界である冥界を舞台に人間が生前に過ごした人生を裁きにかける。
死後の世界に行ったことがないので100%フィクション、ファンタジーとは言えないかもしれないが、本当にこんな世界があったら自分はどのように裁かれるかを考えながらみていた。
それぞれの地獄にいる大王や亡者を守る使者、亡者に裁きを求める判官と出てくる登場人物全員にしっかりとしたキャラクター設定がされており、2時間以上ある少し長めの映画だけど世界観にのめり込んでしまい、あっという間という感じだった。

ジャンルとしてはファンタジーアクションとなっているが、家族の感動物語がメインとなっており、世界観を楽しみながらもめちゃくちゃ感動する最後が待っている。

死んでから人生を後悔することはできるが、その許しを乞うことは難しい。人生はどれだけ続くかわからない。時間はたくさんあるとも言えるし、少なくもある。僕は残りの人生で罪を作らない、これまで作った罪を精算することができるのかな…