チッコーネ

拳銃0号のチッコーネのレビュー・感想・評価

拳銃0号(1959年製作の映画)
3.7
リレー形式でランニングタイムは60分未満の作品だが、1つ1つのエピソードをじっくり、時間をかけて見せるので「短い」という気が起きない。
オープニングからルグラン風のジャズでカッコ良さ炸裂。
ギャングスタエピソードばかりではないのも良かった。
60年代も間近、時にサイケデリックなユースカルチャーの予兆も垣間見える。
監督のデビュー作のようだが、落ち着いた良い出来。
ラストはロマンティックだが、始めと終わりがホテルなので、巡りめぐって岡田真澄の手に0号が戻るという展開でも、面白かったかも。