みち

パリ・オペラ座 『白鳥の湖』のみちのレビュー・感想・評価

3.9

同じ『白鳥の湖』でも、バレエ団や振り付けが違えば別のお話のよう。今年6月に観に行ってすっかり魅了されたボリショイバレエ団の来日公演はグリゴローヴィチ版でした。こちらのパリオペラ座はヌレエフ版です。

作品の解釈からして違っていて、ボリショイのときには目もくれていなかった(すいません)「王子の家庭教師 」が「ロットバルト」だとは(°_°)第3幕の終わりなんかゾクッとしました。リアリティがあっておもしろかったです。

生でみた感動のせいかもしれませんが、全体的な踊り(動き)のまとまり(揃い)はボリショイの方があったように思い、第1幕と第3幕の舞踏会のあたりは少し残念な感じがしました。オデット/オディールも筋骨隆々でイメージとちょっと違いました…(体型のことなので仕方ない)。

オペラ座バレエ団は国際色が強いのだなと思いました。アジア系、黒人のダンサーもちらほら。オニール八菜さんも出ていました。
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