とても奇怪 されども簡潔
ある男が謎の地図に導かれるまま地下の劇場(?)でファウストを演じることになる、、こんな感じのあらすじだろうか。
内容は起承転結で見ればシンプルなのだろうが、実際に観てみるとなかなか不可思議。そもそも監督ヤン・シュヴァイクマイエルの作品はこういう世界観なのでそこは好みだと思う(私は好き)。
監督の『アリス』と比べれば話にオチまでついていて、その点はかなりストーリー感が強くなっている。
それでも全くこの雰囲気やどこか怖い/面白い感じは失われていないのがすごい。
とにかく観て、好きになったかどうかではあるが、例えば『アリス』はあんまりだったなって人でもこちらなら意外にいけるかも。