ザビエル

ファウストのザビエルのネタバレレビュー・内容・結末

ファウスト(1994年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

最初は台詞一切ないし、世界観や展開に置いていかれそうになったけど、セリフが最低限にしかないからこそ、言葉以外の表現に注目できるし、様々な解釈の余地が生まれ、観ている側の想像の余白を絶妙に残している作品だと感じた。
中盤で悪魔が「人間は言葉を超えることが出来ない」みたいなことを言うのだがそれが体現されている気もした。
どのような終わり方になるのか全く予想がつかないまま、ラストシーンを観ると怒涛のように伏線が回収され衝撃的だった。
色々考察の余地がある映画だと思う。
それこそ宗教や戯曲の知識がもっとあればよりこの作品を楽しめると思った。
グロいシーンや残酷なシーン、ダーク感が全体を纏う中、ユーモアも散りばめられていた。それも世界観に引き込まれる要素として大きいと思う。
ただ食事中に見たのは後悔した。
ザビエル

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