ルクセンブルク映画。
なかなか面白いミステリースリラーだった。
監督/脚本は新鋭ゴビンダ・バン・メーレ。主演は「ヴィクトリア」のドイツの若手俳優フレデリック・ラウ。
秋の収穫期を迎えた農村に、流れ者の男がたどり着く。村人たちは男を受け入れ、男は徐々に村になじんでいくが、やがて男は、村の様子がどこかおかしいことに気づきはじめ……
田園地帯の風景がとても美しい。広大な農作業のシーンをここまで美しく感じたのはなかなかないこと。
秋の収穫期の労働がとても美しく映ってるのです。労働って綺麗なんだなと思った。
ストーリーも犯罪とエロスが混ざりあい、展開も意外な方向へ、結末も観客の捉え方によっていろいろ考えられて、醍醐味のある作品だった。
上映後のQAなども含め、観客のこともしっかり考えられる優秀な監督だなと感じました。
変な村に迷いこんでしまう作品は『変態村』や『ウィッーカーマン』などを思い出しますが、それとも気色が違い、自分はとても楽しめた。