【失望】
日頃あまり見る機会のないジョージア(グルジア)映画。
でも、ジョージアって映画大国なんだってね。
それにタイトルからしていかにも面白そうだったので期待したのだが、残念。
俗っぽい世間や資本主義にまみれた先進国とは異なる生の営みを描いた作品なのかと思っていたら、むしろ、これは聖なるものが世俗に敗れるという映画なんだね。
ヒロインの少女だって、父の職業、つまり聖なるものを司る役目を継ぐのは嫌だと言っている。
彼女には兄が三人いるのだけれど、誰も父の跡を継がなくて、それで末っ子の彼女が割を食う、という展開なのだ。
それに、言っちゃなんだけど、ヒロインが美しくも可愛くもない。
まあ、私の好みじゃないってことかも知れないけど。
とにもかくにも、失望でした。