ぽち

負け犬の美学のぽちのレビュー・感想・評価

負け犬の美学(2017年製作の映画)
3.3
よくある芽の出ないボクサー物ではあるのだが、演出が上手くて引き込まれる作品。

悪く言えばベタな見せ方なのだが、それでもこのストーリーに合っている。
判定結果をリング上での映像ではなく、その後の娘との会話で分からせるのは上手いし、最初に伏線となる「惜しかった」と答えるシーンを入れているのも良い。

ただ基本的なストーリーがもう一捻り欲しいところ。ヘッドギアをとったスパーリングで事故とか・・・・・・・

娘役ビリー・ブレインがボーイッシュでかわいかった。今後ブレイクしそうな女優だ。

邦題が原題より良いのはめったに見ない現象で、配給会社の担当者にボーナスを出すべきだろう。

演出の勝利という作品だが、気になるのがチャンピオンの試合結果。はたして主人公の助言が役に立ったのだろうか?・・・・・

余談。
結局アップライト・ピアノをお買い上げになったようですが、それぐらいならローランドあたりのエレクトリック・ピアノの方がお勧めですよ。
安いしヘッドフォン使えるし住宅事情に合ってます。(セールス口調)
ぽち

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