このレビューはネタバレを含みます
大切なのは才能の有る無しや、勝ち負けじゃない。
何度も何度も困難に叩きのめされても、また這い上がって挑みたくなるほど夢中になれるかってことが、大切なんだ。
そんな父の背中を見て、娘オロールも強い女性に育っていくんだろうな。
ぎこちないながらも、一生懸命演奏しきろうとするラスト、オロールのピアノで奏でられるショパンの「ノクターン」にウルっときた。
でも、お父さんの最後の試合は、勇気を出して見に行ってあげてほしかったなあ。
「ロッキー」のようなボクシング映画かと思っていたので、静かに展開していくストーリーに少し拍子抜けしてしまったけど、好きな映画でした。