がく

負け犬の美学のがくのレビュー・感想・評価

負け犬の美学(2017年製作の映画)
4.1
しみじみと心にくる。
負けても続ける理由がある。家族がいる。
娘の存在感が素晴らしい!奥さんとの関係も、演出が冴えまくり。冒頭の数分で家族関係の親密さが理解できる工夫が多く、とても作りが上手いと感じた。

リングのある場所が良い。カジノの片端にあるということで、適度な豪華さ、適度なシックさがあり、繊細な本作にぴったりな背景となっていたと思う。

音楽が良い!モダンとクラシックが独特な按配で融合したような、画に最適だった。

アメリのマチュー・カソヴィックがこんな渋い人間味ある俳優になっていたなんて!
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