じょり

負け犬の美学のじょりのレビュー・感想・評価

負け犬の美学(2017年製作の映画)
2.5
①昼間のパパはちょっと違う♪〜なんて歌が心に流れてきた方の割合 13%
②生活のために、チャンプに殴られるお仕事に応募したくなる度 3%
③スティーブが本当にボクシングが好きなのか疑問度 33%

曲作りに例えると、すごくいいサビが先に出来上がったけど、AメロBメロを適当につなげて違和感のある歌になってしまった感じでした。
殴られてまでお金を稼ぐモチベを裏付けするために大事な、スティーブの生活感が描き切れてないため感情移入できない。ミッキー・ロークの「レスラー」ほど深刻な現状ではなく、平凡な家庭の平凡な主人公を淡々と描きたいならチャンプに進言などせず、終始平凡に仕事をこなす男を描くべきだ。M.カソヴィッツを使ってるのに勿体ない!視点は好きなので、このシナリオで北野武が撮ったのを見たい。個人的に苦手な最近の邦画を観た感じです。
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