負け犬の美学のちゃんようのネタバレレビュー・内容・結末

ボクシング映画だが、ボクシング要素よりも試合前後や練習、家族との描写が多い。
フランス映画らしく日常の何気ないシーンなどが時々挟まってくるため、スポーツものと思ってみると少し退屈かもしれない。しかし例え才能がなくても続けることの意義というものをしっかりと描いているため、見応えはかなりある。
ラストもその意思が娘に継承されていくシーンも印象的である。
また主人公や家族以外のキャラクターも中々魅力的である。特にチャンプはなかなか良いキャラをしていて、スティーブの努力を認め、試合を組んでくれるシーンは込み上げるものがある。
静かだが、熱い映画である。