ぴろぴろ

負け犬の美学のぴろぴろのレビュー・感想・評価

負け犬の美学(2017年製作の映画)
4.0
ボクシング映画って魅力ありますね。
題名に惹かれて鑑賞したが、尻尾を巻いて逃げたわけじゃないし、彼は負け犬なんかじゃなかった。
負ける者にも男の美学、生き様がある。 人生哲学が沢山詰まっていた。
試合に出て、打ちのめされてボコボコにされる。
恐怖感だってあっただろう。
負けても負けても、体はボロボロでも、それでもリングに上がり続ける。 生活の為、自身のプライドの為、理由は各々有るのだろうが、決して負け犬なんかじゃない。 誰もが出来るわけじゃないし、ましてや人生に負けたわけじゃない。
厳しい勝負の世界で、スポットライトの裏側で。勝者の影で、注目される事もないスパーリング相手を買って出た男の物語。
エンドロールで紹介された面々を観ながら、頭の中にクイーン「We are the champions」が流れた。
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