全編手話なので、音や視線、仕草が気になる。主人公の鼻息の荒さに息苦しくなり、途中何度か深呼吸した。
余白が多く、主人公のアップの画像が続くため色々と思いを巡らせてしまう。
主人公の荒々しさ、一見衝…
この映画1ショットごとの尺の調整をしていけばずっと面白くなるのになぁと思う。
役者は素晴らしい。こういう作品は役者の名演あってのものだとは思う。しかし、ずっとロングショットを繰り返すだけでは飽きて…
困難を前に一歩も引かず、怒りと不機嫌を露わにし、反省せず、不道徳な行いを重ねるろうあ者のスヴェタ。
彼女の悪事は暴かれるのか、罪に問われるのか。
他者と観客の憐憫、勧善懲悪への期待を蹴飛ばして清々し…
【「ザ・トライブ」の戦慄再び】
2014年、一つのトラウマ映画がブンブンの心を鷲掴みにした。それは「ザ・トライブ」という作品。
全編手話、字幕なしという斬新な作風。そして、通常その手の作品は「感動…
自分が守るべきもののためなら何でもする、しなきゃ生きてこれなかったし、それを後悔する事のないスヴェタのキャラクターがすごい
から泣くシーンではそういう様にしか出来ない悲しさ…となった
スヴェタ役…
第30回東京国際映画祭 コンペティション部門作品
聾唖者夫婦に重くのしかかる住宅ローンの返済と、通過価値が低下による賃金削減および解雇の恐怖
それが現実になったとき、スヴェタは恐ろしい行動を起こす…
このレビューはネタバレを含みます
艱難辛苦をサバイブして来た副作用で倫理観が歪み固まってしまった女が、生活苦から脱するために大胆な悪を重ねる話。
女の非道な行動様式に安易に肩入れする語り口に賛否はあろうが、その無邪気さこそがブラック…
このレビューはネタバレを含みます
手話が言葉以上に力強く表現が豊か。
弱いものが生きるために家族を守るために容赦ないことを平気な顔でしていく残酷な話。
ろうあ者だからより弱くだからこそより非道にならざるを得ない、とラストシーンでのフ…
©Sun Production (Kazakhstan)