くるぶし

ひかりの歌のくるぶしのレビュー・感想・評価

ひかりの歌(2017年製作の映画)
3.5
4話の短編が連なる構成。好きな俳優が出演しているので、短歌を題材にしていることしか知らず見に行った。
正直2時間半は冗長。

ただ、映像はとても好みでした。ストーリーとは一見関係なさそうなカットの中にアートを感じる瞬間が多く、これは杉田監督のセンスなんだろうなと思う。

特に1話の夕暮れから夜にかけて、2話の男の子とふたりで走るシーンなど、夜のシーンがどれもよい。

上映後のトークイベントで監督が「先にロケハンをして、光がこれだけあるからこう撮ろうと計算してから脚本を書く。だから照明部と美術部がいない」と話されていて驚愕した。
光を足さずにあの空気感を撮れるのか…

熊切組の助監だったとのこと。今後注目していきたいと思います。
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