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ドルフィン・マン~ジャック・マイヨール、蒼く深い海へのmaのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

青がとっても綺麗だった。
エンドロールにも使われていた潜って潜って、また上がっていくシーンが、1番なんだか好きだったかなあ。

海のすごく深くって、逃げ場がない、という感じで私は苦しくて不安になってしまうけれど、この映画の映像では不思議と苦しくならなかった。
潜っていく人達の技術がすごいからかもしれないけど。

カワウソ?と会話をしながら泳ぎを教えているシーンがとっても印象的で、私はムツゴロウさんの動物への接し方が苦手なんだけど、この人のはすごく温かく感じた。

娘さんはお父さんに対して思うことたくさんあります、という感じがすごく出てて一言一句、言葉の使い方聞き逃さずみてしまった。

なぜ死にたくなるの?
の字幕の時の言い方が、正確には覚えてないけど、wanna dieではなくて、quit lifeみたいな言い回しをしていたのが、よかった。

グラン・ブルーを観ていないので、観たいなあと思いました。

最愛の恋人が目の前で通り魔に刺殺されてしまったというのが衝撃的すぎて、その後ジャック・マイヨールが何をしていても無理して生きてるみたいに見えてつらかった。
恋人をそんな失い方したら私だったらどうなってしまうかなと思ったけど、どうなってしまうかわからないなあ。

だから、彼が自分で自分の終わりを決めたのも、意外でもなくて、むしろよく、堪えてそこまで生き続けたなあって思ったくらいでした。

音楽は友達で、恋人だけれど、彼女のことは音楽では埋められない。
っていう言葉がすごく悲しくて、誰も、海も、そこから彼を助けられないと思った。
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