samiam

ドルフィン・マン~ジャック・マイヨール、蒼く深い海へのsamiamのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

素潜りを極めた人(海豚人(イルカひと)🐬)のドキュメンタリー。それを極めた経緯が興味深い。
子どもの頃日本の漁村に滞在し、海女さんの子供たちと毎日海で戯れ、日常的に海女さんの仕事にも触れ、成人してからはフロリダに住み家族を設け、海洋アミューズメントパークで飼育員の職を得て、イルカショーに携わり、飛び抜けて賢いイルカから潜水方法を学び。。。(イルカや鯨など、海洋哺乳類は、魚とは違いえら呼吸出来ないので、息を止めて潜るとのこと。)
当時も彼は4分以上も潜っていられたとか。
より長く息を止めていられるようインドに渡りヨガの呼吸法を学び。。。(脚を組んでの三点倒立を30分以上も続けるなどしていたとか。頭に血が上らないのかな?)
後年更に長く潜れるよう、酸素を使う脳の活動を止める無の境地を得るため日本に来て禅寺で座禅の修行をしたり。。。海深100メートルまでも潜れるようになり。。。
日本とはその他にもかなり深い関係を持ち、日本人ダイバーなどの友人もいたり。。。
悲しいことに、日本滞在中に鬱になり米国に戻った後自死してしまうのだが。。。

それはフロリダでの離婚、その後知り合ったベターハーフとも言えるパートナーが、やはりフロリダで暴漢に殺されてしまったことなどが大きかったのだろうか。。。

随分と昔に、キューバからフロリダに向かう不法移民の家族を乗せた船が難破して、赤ちゃんがイルカに助けられ、育てられるというフィクションの小説を読んだことがあるが、この映画を観て、なんだか現実にも起こり得そうだなどと考えたりした。。。
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