「グランブルー」のモデルとなった伝説のダイバー、ジャック・マイヨールの生涯を描くドキュメンタリー映画。海の美しさ、深海の神秘。私ね、イルカとかクジラ大好きなの。だからとても良かったです。ジャックが深海に吸い込まれるように潜る姿は本当に何度見ても見惚れてしまいました。泳いでるって言うよりも、本当に海と一体になっているようだった。素潜りで水深100メートルまで潜る彼は、もはや人間とは思えなかった。ただ長く息を止めていられればいいという問題ではない。水圧は計り知れないし鼓膜が破れたり血管が詰まったりすることもある。そんな状態でも耐えられるような体作りは相当なもの。まさに命がけ。彼は、「人体に限界はない、鍛えればどこまでも行ける。」と言った。そうなのかもしれないと思わせてくれるジャック。ジャックが100メートル潜水という世界記録を達成したのは49歳の時。衝撃すぎる。記録はここまで？それとも更新される？それは自分次第だ、と。地球の半分以上を覆う海。それは生命の源。人間と自然の調和について語るのがジャックだからこそ胸に響くものがあった。とにかくグランブルーが観たくなった。
