1915年
第一次世界大戦真っ只中のフランスの農村地区。
まんまミレーの『種をまく人』的な田園風景の中、戦時召集で夫や息子を戦場に送り出した為、一族や生活を守らなければならない各家庭の女性達の生き…
衣装と背景が焦げ茶と青に統一されていて途中から息苦しくなった。第一次大戦が、フランス人にとって第二次大戦と違う意味で大きなできごとだったことが察せられる。ジャン・ベッケル『再会の夏』も第一次大戦下の…
>>続きを読む第一次世界大戦下のフランス
長閑な田園の農家の物語
戦争中でも美しい田園風景が静かに流れていく
娘婿と二人の息子が出征している農家を
夫人と娘と使用人の女たちだけで懸命に守っていく
戦争下…
ちょっと待て、皆んなオルタンス夫人に怒ってるけど、これはしょうがないよ?
途中出てくるアメリカ軍に象徴させてるのは、田舎の村社会の血族の維持VS外部から流入して来る都市社会の波な訳で。勿論ソランジュ…
前半は、静かに時間が流れていき、
シーンひとつひとつに趣があり、
景色も美しく、建物や服装も、隅々まで観てるだけで楽しめる
女性たち、とても素敵な格好で畑仕事をしてて見入ってしまった。
後半一気に…
子供たちが「ドイツ野郎!」と叫ぶシーンから始まる。ミレーの落穂拾いを彷彿とさせる田園風景は現実味がありながらも美しい。1915年から時系列に沿って進んでゆくが、先日鑑賞した1918が戦場を捉えた作品…
>>続きを読む前半は藁や牛舎や朝靄などの、後半はたっぷりの人間臭を吸い込むことが出来る(苦笑)。最近ではグサヴィエ・ドランの作品で"LGBTQの息子の母"の印象が強いフランスの名女優ナタリー・バイが、脇汗びっしょ…
>>続きを読む気を抜いて見ていた静かな前半。
後半から話は動き始め、見入ってしまった。
ふたりの息子を戦争にとられ長男は戦死、残された娘と使用人たちとともに家を守る母。
公正で正直な母親も娘と家のためなら手段を…
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