フランス農村家族の閉鎖性。戦争で夫や息子を次々と奪われていく中、頑なに家を変化の荒波から守ろうとする母の歪さと哀れさ。農機具と農作業、農民の暮らしの細部や、デニム・ブルー系で統一された衣装等の配色…
>>続きを読む第一次大戦下1916年フランスのお話。銃後を守り広大な農場を切り盛りするオルタンス夫人とその娘ソランジュ。人手不足で雇い入れた20歳のフランシーヌは誠実な働き者でオルタンス夫人に気に入られて農場の生…
>>続きを読む抑制という美徳が貫かれた気高い戦争映画。
ミレーの絵画を観続けてるようで、心地よく、ミシェルルグランの奏でる旋律も絶妙な品格あるフランス映画。
舞台は世界第一次大戦、戦場を殆ど描かず、フランスの広大…
戦争下の世界をこういう視点で描くのも面白いですね。
農村に残された女性達を中心に描かれたドラマ。いやー、ほんと人間って恐ろしいですね。天使と悪魔は表裏一体だと思いました。
地味だけど素晴らしい映画だ…
長く激戦が続く時も、農村では女たちが農耕作業の音を刻み続ける。
とにかく美しいフランスの田園風景とともに、音が印象に残った。
第一次大戦のドイツとの戦闘の背後。女には女の戦いがある。
気丈な母の登…
刈る、耕す、種をまく
時代に翻弄されながら
生きて子孫を残すため
家族への愛を守るため
金色に輝く一面の麦畑
麦達の歌を聴きに行く
手と膝が土につくまで
その体が土に還るまで
あらすじにある三人…
第一次世界大戦のフランス。
銃後(銃の後方。戦地から離れた日常生活領域)を守る女性たちの物語。
家族構成を理解するのが難しいと思うのでまず明らかにしときます。
前半は「この人は誰の何なの??」…
本作を関東で唯一上映してくれる岩波ホールに感謝。
自然主義的な作風は私の大好物。農場の匂い、畜舎の匂い、が本当にしたような感じがした。
ミレー的な世界も大好物。ただし、農民の力強さや逞しさはあま…
© 2017 – les films du Worso – Rita Productions – KNM – Pathé Production – Orange Studio – France 3 Cinéma – Versus production – RTS Radio Télévision Suisse