タランティーノや北野武を彷彿とする内容を独特の静止画に限りなく近い独特のタッチで構成されたアニメーション映画で、欲にまみれた 人間の末路を描いた作品。
X線のような物を透視できる機能付きの眼鏡やギミック付きのハンマーなどが登場する。
後ろに多くの不気味な人の顔が描かれた絵画の前で、おっさんが話している画は中々好き。
定点カメラ的画角や途中で実写感ある波の映像が挿入されるのが印象的。
関わりそうになかった人と人が関係してきたり、複雑に絡み合う、そういう世界を描きたいのは分かるし、そこが面白いと思うんだけど、そうはならんだろと現実的に考えてしまう、創作物として割り切れれば面白い。