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詩人の恋のsuicaoisiのレビュー・感想・評価

詩人の恋(2017年製作の映画)
3.8
可愛いものを可愛いというだけで詩を終わらせていいのかという点に詩を書いているものとしてかなり刺された。代わりに涙を流すのが詩人の役割、悲しみが種になるんだよという子供への言葉が良かった。
感情のままに動くことへ誰も否定はできないけれど生きているから他人への作用はあるわけで、先生の行動はあまりにも子供っぽくて時折イラついた。反面、羨ましくも思った。一方で妻はポップでい続けながら自分の思いをきちんと伝えており逞しさにすごく気持ちが良かった。最近awaydaysをみて、愛したいこと、愛されたいことがひとつの形に収まらないことをよく感じたけれどこの作品もそういった誰かを必要としたい、されたいというなぞらえることができない感情を思った。すごくよかった。
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